「情報の拠点期待」森田知事が千葉大病院ワクチンセンター視察 横手院長、将来的な支援求める

千葉大病院のコロナワクチンセンターを視察する森田知事(右)にワクチン接種を再現する横手院長=25日、千葉市中央区(代表撮影)
千葉大病院のコロナワクチンセンターを視察する森田知事(右)にワクチン接種を再現する横手院長=25日、千葉市中央区(代表撮影)
千葉大病院のコロナワクチンセンターについて説明する横手院長(手前左)と森田知事=25日、千葉市中央区(代表撮影)
千葉大病院のコロナワクチンセンターについて説明する横手院長(手前左)と森田知事=25日、千葉市中央区(代表撮影)

 森田健作知事は25日、千葉大病院(千葉市中央区)に設置された「コロナワクチンセンター」を視察した。同センターでは職員の優先接種が始まり次第、ワクチンの有効性や安全性について研究する予定で、森田知事は「研究で得られた知見などの情報拠点となり、先端を走ってくれることを期待している」と話した。一方、横手幸太郎院長は将来的な支援を求めた。
 
 同センターは、ワクチン接種に関する日本人への有効性などのデータを蓄積するため、今月1日に設置された。接種前と2回目の接種後に血液と唾液を採取し、ウイルスへの対抗力を示す抗体価を測定して有効性を調べる。安全な接種につなげるため、副反応の有無も記録する。被験者は検査協力に同意した職員約2200人。1回目の接種を1週間程度で終える予定という。

 1月に新病棟がオープンしたことで使わなくなった手術室など12室を活用。ソーシャルディスタンスを保つために広いスペースを確保した。問診後にワクチン接種を受け、15~30分経過観察を行う全ての過程が1フロアでできる。血液と唾液の採取は接種の1週間前から当日までに行う。

 接種エリアでは、横手院長が森田知事にワクチン接種の一連の流れを説明し、横手院長が森田知事を被験者に見立てて接種の流れを再現した。横手院長は重い副反応が起きても、すぐに救急科に引き継ぐことができる体制であるとも話した。

 森田知事は視察後、日本で初めて病院独自で研究する点を評価し「みんなワクチン接種に多少の不安を持っており、私たちはどのような思いで臨んだら良いのか示してほしい。県としても安心安全に受けられるようにしていく」と話した。

 横手院長は「研究によって日本人の接種後にどのような抗体をもたらすのか知ることができる」と強調。「われわれの経験を県にも生かしてほしい。将来的に研究が発展した場合には県から支援いただけるとありがたい」と述べた。


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