【新型コロナ】千葉県内でもワクチン接種開始 市原・千葉ろうさい病院の院長ら12人 収束へ期待

新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるちば労災病院の安川副院長=17日午後4時25分、市原市辰巳台東
新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるちば労災病院の安川副院長=17日午後4時25分、市原市辰巳台東
ワクチン接種後、取材に応じる千葉ろうさい病院の岡本院長(右)と安川副院長=17日午後4時半ごろ、市原市辰巳台東
ワクチン接種後、取材に応じる千葉ろうさい病院の岡本院長(右)と安川副院長=17日午後4時半ごろ、市原市辰巳台東

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が17日、国内で始まった。まず全国100カ所の病院で同意を得た医療従事者4万人に先行接種して安全性を確かめる。初日は8病院の125人に接種。千葉県内では市原市の千葉ろうさい病院の医師や看護師ら12人に接種し、副反応はみられなかった。流行収束に向けてワクチンの効果に期待が高まる中、滞りなく接種を進めるための供給確保が課題となる。

 千葉ろうさい病院は、先行接種を行う県内医療機関の一つ。ワクチンは同日午後1時ごろ到着し、約3時間かけ冷蔵庫で解凍。同4時半ごろから接種が始まった。検温や聞き取りで医師が接種の可否を判定し、ワクチン一瓶から6回接種ができる特殊な注射器で看護師が肩の近くに筋肉注射した。

 岡本美孝院長はじめ医師、看護師ら12人が接種を受けた後、体調変化がないか確認したが、異常を訴える人はいなかった。看護部長を兼務する青田孝子副院長は「痛みはなかった」と感想を話した。

 同病院は、コロナ患者専用病棟と集中治療室(ICU)で重症患者らを受け入れ。感染防止に細心の注意を払いながら治療に当たっている。感染防止対策チームの西川佐喜代看護師長も「ワクチンで安心感が高まった」と話した。

 この日は、19日と22日に予定する本格的な先行接種のシミュレーションの位置づけ。先行接種の対象は計約200人で、2回目は3月中旬ごろを予定。岡本院長は「感染収束や正常な日常生活が戻る第一歩になるのではと強く期待している」と効果を願った。

 海外の臨床試験結果や米疾病対策センター(CDC)の調査によると、7割前後がファイザー製ワクチンを接種した部位の痛みを訴えた。発熱や痛み、だるさなどの副反応が疑われる症状の発生頻度は比較的高いが、深刻な例は少ない。症状を訴える人は1回目より2回目の方が多い。重いアレルギー反応のアナフィラキシー症状は20万回に1回とまれだ。


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