化学物質の排出6400トン 移動量は1万1700トン 千葉県内09年度

 千葉県は、化学物質把握管理促進法に基づく排出移動量届出制度(PRTR制度)の2009年度集計結果をまとめた。届け出のあった県内1379事業所のうち、1096事業所から6468トンの化学物質が排出された。移動量は1万1789トンで、いずれも01年度のPRTRデータの集計開始以降、減少傾向が続いている。

 PRTRは、化学物質による環境汚染などを未然防止するため、排出量や移動量を把握、集計する制度。09年度は製造業など23業種、健康を損なう恐れのある354物質が届出対象となっている。

 県大気保全課によると、6468トンの県内届出排出量のうち、業種別では化学工業が1579トン(24・4%)、金属製品製造業が990トン(15・3%)、出版印刷関連産業が811トン(12・5%)と多かった。物質別ではトルエンが2577トン(39・8%)、キシレンが1344トン(20・8%)と2物質で6割を占め、全体の94%が大気中に排出されている。排出量は01年度(約1万1千トン)と比べ4割減少している。

 1万1789トンの届出移動量のほぼ全部が廃棄物処分のための移動で、化学工業が全体の6割を占め、トルエンが3割に上った。移動量は、ピークだった05年度の約1万4800トンより2割減少した。

 排出量と移動量の合計は1万8257トンで、最も多かった05年度(2万3900トン)より3割減った。


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