
千葉県内で3日、1163人の新型コロナウイルス感染が判明した。県内の累計感染者は9万人を超え9万240人となり、8万人を超えた8月26日からわずか8日間で1万人増えた。入院中だった9人の死亡も確認され、死者は883人となった。
県は、基礎疾患のあった60代~90代以上の男女6人の死亡と、10歳未満~90代以上の854人の感染を発表した。2日に亡くなった80代男性は、持病の治療で8月中旬に入院し、同月下旬の検査で陽性が判明。入院先ではクラスター(感染者集団)が発生していた。ワクチンは2回接種済みだったという。
市川市の「新井保育園」では、園児27人と職員2人が感染し、計29人のクラスターとなった。また、同市の「ブルゥミング幼保園」で計6人、野田市の障害児通所施設「放課後等デイサービスSanta」で計8人のクラスターを確認。3カ所とも対象者の検査を終えている。
船橋市は、市内の60代と90代の男性2人の死亡を発表した。新型コロナによる急性呼吸器疾患が主な死因で、90代男性はワクチンを2回接種済みだった。10歳未満~80代の63人の感染も発表した。
千葉市は、市内の90代男性の死亡と、10歳未満~80代の172人の感染を発表した。若葉区の保育園や中央区の複合障害者施設など計3件で新たにクラスターが発生した。
柏市は、10歳未満~80代の74人の感染を発表した。
3日に感染が確認された人の居住地は、市川市217人▽千葉市163人▽松戸市106人▽船橋市90人▽柏市73人▽八千代市65人▽習志野市57人▽市原市、四街道市が各35人▽佐倉市30人▽成田市25人▽鎌ケ谷市22人▽野田市18人▽浦安市、流山市、山武市が各17人▽白井市15人▽印西市14人▽東金市13人▽君津市11人▽木更津市10人▽我孫子市、八街市、大網白里市、富津市が各9人▽袖ケ浦市8人▽茂原市、横芝光町が各7人▽香取市6人▽旭市、九十九里町が5人▽富里市、いすみ市が各4人▽鴨川市、栄町、御宿町が各3人▽銚子市、多古町、長生村が各2人▽匝瑳市、勝浦市、酒々井町、鋸南町、白子町、長柄町が各1人▽県外10人だった。