空気銃で地域猫”射殺” 体内から鉛弾、被害多数か 千葉県警、容疑で男逮捕

県警が押収した空気銃と金属製の弾丸など=22日、八千代署
県警が押収した空気銃と金属製の弾丸など=22日、八千代署

 八千代市内で昨年12月、空気銃で飼い主のいない地域猫を撃って殺したとして、県警は22日、動物愛護法違反と銃刀法違反の疑いで千葉市若葉区愛生町、自称アルバイト、平田雄一郎容疑者(49)を逮捕した。地域猫が撃たれ殺傷される事件が千葉市内などでも多数確認されており、管理活動をしているボランティア団体の関係者は「他にも被害があるので捜査を進めて」と訴えた。

 逮捕容疑は昨年12月中旬ごろ、八千代市勝田台の駐車場付近で、空気銃で撃ち地域猫1匹を死なせた疑い。容疑を認めている。

 容疑者は県公安委員会から空気銃所持の許可を得ていたが、現場は許可区域外の住宅街だった。

 県警生活経済課によると、猫の保護活動をしている同市の60代女性が、自宅敷地内で死んでいる猫を発見。体内から鉛弾のようなものを見つけた動物病院が八千代署に通報した。

 猫の死因は金属製の弾丸を撃たれたことによる内臓出血。弾は右前足から内臓を貫通し、左前足まで到達していた。弾の鑑定から使われた空気銃が分かり容疑者が浮上した。

 発見現場では、他にも撃たれてけがをした地域猫2匹が見つかっている。

 県警は、2019年2月以降、千葉、八千代、習志野、袖ケ浦市内で計15匹の猫が同様の方法で殺傷される被害を確認しており、関与を調べる。

 千葉市内で地域猫の管理活動をするボランティア団体の50代女性によると、活動拠点にしている市内の公園でも9匹の猫が同様の被害に遭い、1匹が死んだ。他にいなくなった猫が7匹いて心配しているという。

 女性は「被害が続いて悔しかった。市内、市外の公園で同じような被害があるので、捜査を進めてほしい。公園を管理する自治体も防犯カメラを設置してほしい」と訴えた。


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