ワクチン廃棄相次ぐ 市原市100回分 印西でも60回分

イメージ(記事と写真は直接関係ありません)
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 市原市は2日、同日午後の集団接種で使用する予定だった米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン100回分を廃棄したと発表した。印西市も同日、市内の診療所で保管していた同社製のワクチン60回分を廃棄したと明らかにした。

 市原市によると、同社のワクチンは、室温状態では2時間以内に希釈し、その後6時間以内に使用することとされている。保管用冷蔵庫の電源が抜け庫内温度が15度となっていた上、2時間が経過している可能性があり処分した。

 100回分のワクチンは、2日午前8時40分ごろから市民会館内の冷蔵庫で保管、午後0時半ごろ電源が抜けているのを職員が見つけた。近くにあった保冷ボックスが、何らかの原因でコンセントに当たったとみられる。接種は適正な温度で管理した別のワクチンを使用した。小出譲治市長は「管理不備で貴重なワクチンを廃棄することになり市民に深くおわびする」とコメントした。

 印西市によると、診療所でワクチンを保管していた冷蔵庫の扉が8時間以上開いており、適切な温度(2~8度)で管理できなかった。原因は不明。

 ワクチンは高齢者の個別接種用で、5月31日に市から分配された。ワクチンは2日に使用予定だったが、診療所の冷蔵庫の扉が開いた状態だったことが1日に分かり廃棄された。

 診療所には市が代替のワクチンを手配したため、接種予定者への影響はなかった。板倉正直市長は「各医療機関に管理と対策を徹底していただけるようお願いする」とコメントした。


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