元ロッテ投手のジャクソン、大麻所持容疑で逮捕 9日に契約解除

7日の千葉ロッテ―西武戦で投げるジャクソン容疑者。同日がロッテ契約解除前最後の登板となった=ZOZOマリン
7日の千葉ロッテ―西武戦で投げるジャクソン容疑者。同日がロッテ契約解除前最後の登板となった=ZOZOマリン
ジャクソン容疑者
ジャクソン容疑者

 広島県警は10日、大麻を液体状に加工した「大麻リキッド」を自宅で所持していたとして、大麻取締法違反(所持)の疑いで、プロ野球の千葉ロッテマリーンズに所属していた米国籍の元投手、ジャクソン・ジュニア・ランディー容疑者(32)=千葉市美浜区打瀬3=を逮捕した。「何も話したくありません」と供述している。

 逮捕容疑は今月7日、自宅で大麻リキッドを所持した疑い。広島県警によると、ジャクソン容疑者が大麻リキッドを持っているという通報があり、7日に自宅を家宅捜索して大麻リキッド数本などを発見した。県警は尿などを検査して使ったかどうかも調べる。

 ジャクソン容疑者は広島カープに2016~18年所属し、中継ぎとしてセ・リーグ3連覇に貢献。昨季は米大リーグでプレーした。今季千葉ロッテに加入し、7試合に登板していた。

 10日に千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで取材に応じた松本尚樹球団本部長は「野球ファンの皆さんに多大な迷惑を掛け、申し訳ない」と謝罪。松本球団本部長によると、7日に同球場で行われた西武戦後にジャクソン容疑者が帰宅したところ、広島県警の家宅捜索中だった。8日に本人から退団の申し入れがあり、9日に受理した。

 プロ野球の観客動員が再開する10日に、前日まで所属していた選手が逮捕されたことについて松本球団本部長は「責任を感じている」と語った。逮捕を受けて10日から全ての選手とスタッフに対して薬物検査を実施するといい、外国人選手限定の薬物乱用防止講習を行う考えも示した。


  • LINEで送る