高齢者施設で感染か 市川で拡大 松戸の都内勤務保育士も 

千葉県と市川市合同での新型コロナウイルス対策強化を表明した森田健作知事(右から2人目)=7日夕、県庁での対策本部会議
千葉県と市川市合同での新型コロナウイルス対策強化を表明した森田健作知事(右から2人目)=7日夕、県庁での対策本部会議

 千葉県は7日、いずれも市川市に住む80代女性と息子の60代無職男性、妻の60代女性の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。80代女性は、6日に感染が分かった50代男性=同市在住=が勤務する同市内の通所型高齢者リハビリ施設の利用者で、男性職員が出勤した2月24日に、同施設を利用して接触していた。松戸市在住で東京都内の保育所に勤務する20代女性保育士の感染も判明。県内で確認の感染者は24人(無症状2人含む)に増えた。

 県によると、80代女性は2月26日に軽いせき、29日に38度台の熱が出た。今月5日に家族3人で県内医療機関を受診した際に肺炎と確認され、入院。6日の検査で同ウイルス陽性と判明した。酸素を投与し呼吸管理をしているという。

 息子の60代男性は1日、妻の60代女性は2日に、それぞれせきを発症。この2人も6日の検査で陽性と確認され、7日中に県内医療機関に入院予定という。

 6日に感染が分かった50代男性は、介護職として勤務。2月24日に熱っぽい症状が出た後も、27日まで勤務する中で、80代女性と接触していた。県は、この高齢者リハビリ施設内で感染が起きた可能性を視野に、濃厚接触者として利用者ら約50人と連絡を取り合っているが、今のところ、他に体調不良者はいない。同施設は今月21日まで休業し、館内消毒する予定という。

 市川市は「県からの要請を受け、合同チームを設置し、迅速に対応していく」とコメントした。同市内では、スポーツジム利用者5人の感染も判明している。

 松戸市に住む20代女性保育士は、2月27日に37・8度の発熱があったが、翌28日に都内保育所に出勤。28日と1日に医療機関を受診し、症状が改善したことから3~5日も保育所で勤務し、電車で通勤していた。3、4日には松戸市内の飲食店でアルバイトもしていた。7日に陽性と判明し、県内の感染症指定病院に入院した。症状は軽いという。


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