給食再開児童に笑顔 「温かいご飯うれしい」 小中3校で3週間ぶり 浸水被害の長柄

久々の給食に笑顔を見せる児童=18日午後0時半ごろ、長柄町立日吉小学校
久々の給食に笑顔を見せる児童=18日午後0時半ごろ、長柄町立日吉小学校

 「温かいご飯、うれしい」-。先月25日の記録的豪雨で浸水などの被害が出た長柄町内の3小中学校で18日、3週間ぶりに通常給食の提供が再開した。長富地区にある町立日吉小学校(大橋八千代校長)では、児童たちが「いただきます」と元気にあいさつ。久しぶりに味わう湯気の立つ給食に児童たちの笑顔がはじけた。

 長柄町では豪雨により町内を流れる一宮川が氾濫。町給食センターも浸水被害を受けた影響で先月28日以降、3校への給食提供ができなくなった。各家庭に弁当の持参を呼び掛け、今月6日からはパンと牛乳のみの簡易給食で対応していた。

 3週間ぶりとなった給食のメニューは野菜スープとハンバーグ、豆のサラダ。お気に入りの献立を前に5年生の岡本悠聖君(10)は「弁当も良かったけど、みんなで同じ温かいご飯を食べられてうれしい」とはにかんだ。

 竹内遥愛さん(10)は豪雨以降、給食にさまざまな人の思いが詰まっていることを学んだという。「献立を考えてくれる人、作ってくれる人などたくさんの人の思いが感じられ、より一層給食がおいしいと思えた」と待ちわびた給食に舌鼓。

 担任の野村隆之教諭(40)は「被災の状況や給食の大切さを学べる機会になった。給食は子どもたちにとって楽しみの一つ。感謝の気持ちを持って食べてもらいたい」と話した。

◆こども園も再開

 記録的豪雨で施設1階が浸水被害を受けた長柄町鴇谷の「ながらこども園」でも18日、一部の園児の受け入れを再開した。被害を免れた2階で、0~2歳児を受け入れる。3~5歳児は町福祉センターに通う。

 同園によると、豪雨で施設1階の床上浸水のほか、浄化槽が破損。施設内での受け入れは通常の午前7時15分~午後7時まで対応するのに対し、福祉センターでは通常よりも約2時間短縮して受け入れる。

 安田昭子園長は、再開できたことに安堵(あんど)しつつ「また園児みんなが一緒に遊べるように、施設の完全復旧に向けて努力していきたい」と話した。


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