「ふっこう割」千葉県も 1泊5000円割引 台風被災地の観光支援 誘客へポスター掲示

 台風15号、19号で打撃を受けた観光の復興支援へ、政府は千葉県など14都県の被災地に宿泊する観光客に対し、1人1泊5千円の宿泊料金を割り引く「ふっこう割」を実施する。8日に閣議決定した対策パッケージに盛り込まれた。観光庁では12月初旬ごろからの開始に向け各都県に内容を通知し、被災地を年末年始の旅行先に選んでもらいたい考えだ。

 パッケージツアーなど旅行商品の料金から割り引かれる。観光庁によると、同様の事業は昨年の北海道胆振東部地震や西日本豪雨の被災地にも実施した。今回の事業費は全体で24億5千万円で、対象は災害救助法が適用された14都県。原則、台風が原因で宿泊キャンセルが発生している市区町村が対象だが、具体的な運用は各都県が決める。

 期間は本年度末まで。開始時期は各都県の準備が済み次第だが、観光庁は「年末年始の旅行で使ってもらいたい」(旅行振興室)考えで、今後各都県に事業の詳細を通知する。

 県は国土交通大臣や同庁長官に、割引キャンペーンによる支援を要望してきた。県観光誘致促進課は「割引により観光需要が喚起され、多くの人が来ることを期待している」と歓迎した。

◆誘客へポスター掲示

 県は12日から、首都圏内のJR駅やNEXCO東日本管内の高速道路サービスエリアなど計1050カ所に観光誘客ポスター=写真=を掲示している。

 ポスターでは、海を背景にして県マスコット、チーバくんが『千葉でまってます。』とPR。県担当者は「千葉の観光は元気だと訴えたい」と狙いを話した。


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