停電9市町3700戸に 22日雨予報、屋外作業に注意 台風15号

 台風15号による千葉県内の広域停電は解消が進み、21日午後8時時点で約3700戸にまで減った。一方、台風の上陸から約2週間にわたり停電が続いている地域も多く、復旧が急がれる。県による被害状況の把握も進み、家屋の全・半壊は午後4時時点の集計で千戸を超えた。屋根が破損した家屋の多い中、きょう22日は台風17号と前線の影響で、県内全域で雨が降る予報。県は改めて、屋根の修繕など屋外作業に注意するよう呼び掛けている。

 停電は台風が上陸した9日時点の50市町村、約64万戸から大部分が復旧。ただ、南房総市や鋸南町をはじめ、依然として9市町で続いている。

 東京電力によると、22日には君津市の一部で復旧する予定で、全体の復旧見通しはこれまでと変わらず27日。一般住宅の戸別の状況までは把握できていない可能性があり、停電が続いている場合は連絡するよう呼び掛けている。

 銚子地方気象台によると、22日の昼過ぎから23日の午前にかけて断続的に雨の予報。22日夕には1時間20ミリと強まる見込みだ。担当者は「強風はないが、前線の活動が活発になれば雷を伴って雨が強まる可能性はある」と見通す。

 県の集計では、家屋被害は1万1533戸(21日午後4時時点)で、うち全・半壊は1070戸。県南部では雨をしのぐため、壊れた屋根をブルーシートで覆う家屋も目立つが、県は「風にあおられて転倒したり、屋根から落ちたりする危険性があるので注意して」と呼び掛け。SNS(会員制交流サイト)でも注意喚起している。

 停電に伴う断水は2市町で1515戸(同3時時点)。君津市では水道管の洗浄が終わり次第、順次給水を再開できる見通し。


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