巧みな話術にご用心 アポ電音声公開 千葉県警

  • LINEで送る

千葉県警のホームページではアポ電の音声のほか、通話内容を記録した文書も公開している
千葉県警のホームページではアポ電の音声のほか、通話内容を記録した文書も公開している

 電話de詐欺の被害防止に向け、県警は犯行の予兆となる「アポ電」の音声をホームページで公開している。県内の高齢者方に実際にかかってきた2件の電話の音声を一部加工した内容で、県警は手口を確認して犯行グループの巧みな話術にだまされないよう呼び掛けている。

 県警生活安全総務課によると、1件目は船橋市の70代女性が5月に対応した電話。実在しない「船橋市医療福祉課」の職員を名乗る人物が医療費の一部を払い戻すと説明し、女性が詳しくメモを取ろうとすると、電話が一方的に切れるというやり取りだ。

 2件目は流山市の70代男性が6月に受けた電話で、相手は流山署員をかたる人物。犯行グループの摘発に伴い押収したとする通帳について「お使いのものがあるか」と尋ねる内容で、家族が持ち出し中と知るとトーンが下がり、諦めた様子で電話を切っている。

 ホームページでは、2016年に松戸市で未遂に終わった還付金等詐欺を巡り、現金自動預払機(ATM)の操作方法を説明する詐欺グループの電話音声も改めて確認できるようにした。

 県警生活安全部の平田恵二参事官は「多くの人に音声を聞いてもらい、だまされないスキルを身に付けてほしい」としている。