3~10年前に治療か 下奥歯のインプラント 九十九里浜の女性切断遺体

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女性の左下奥のインプラント義歯(千葉県警提供)
女性の左下奥のインプラント義歯(千葉県警提供)
千葉県警が作成した女性の似顔絵(県警提供)
千葉県警が作成した女性の似顔絵(県警提供)

 九十九里浜の4カ所から切断された女性の胴体や頭部などが見つかった死体損壊・遺棄事件で、東金・茂原署合同特別捜査班は胴体の発見から1カ月たった29日、遺体のインプラント治療痕の詳細を公表。治療から3~10年たっていることが分かった。女性に関する有力な情報はなく、同特捜班は歯の治療痕から身元特定につなげようと、歯科医からの情報提供を呼び掛けている。

 インプラント治療痕は左右の下奥歯2本にあった。左下は親知らずを除いた一番奥の歯(7番)が欠損し、奥歯の手前2本を治療。いずれも歯2本を連結しており、スクリュー方式で固定していた。

 義歯は2006~16年に国内で製造されたもので、全国の歯科医院約3300カ所に納入され、一部海外にも輸出されている。また、下前歯の歯並びが悪いという。

 同特捜班はこれまでにも、全国の歯科医に治療痕を照会していた。女性の似顔絵を公開し、28日までに54件の情報が寄せられたが、身元特定に結びつく有力な情報はないという。

 遺体の女性は50~70代。身長約150センチで短めの白髪。9月29日~10月8日、大網白里市と九十九里、白子町にかけての九十九里浜で、刃物のようなもので切断された胴体と頭部、両脚が別々の場所で見つかり、両脚は足首から先がなかった。