柏の倉庫にアカカミアリ 台湾からの貨物に死骸 千葉県内初確認

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柏市内の倉庫で見つかったアカカミアリ(千葉県提供)

 千葉県は11日、柏市内の物流倉庫に搬入された貨物から特定外来生物の毒アリ「アカカミアリ」約100匹の死骸(しがい)が見つかったと発表した。県内で見つかったのは初めて。県は刺された場合の対処法をホームページに掲載するなどして注意喚起する方針。

 県自然保護課によると、貨物は先月24日に台湾から東京港に陸揚げされ、30日に同市に運ばれた。同日、物流業者が荷下ろし中、食品が入った缶容器約千個のうち2個の外側に死骸が付着しているのを見つけ、輸入元業者が柏市に通報。環境省による調査の結果、アカカミアリと確認された。

 容器に付着していないか、出荷時に改めて確認していることから、同課は「アカカミアリが拡散した可能性は低い」としている。

 県は同市から今月7日に連絡を受け、8日に現地を調査、倉庫内に17個の捕獲用のわなや殺虫餌を設置したが、11日午前に回収したところ、ほかにアカカミアリはいなかったという。

 環境省によるとアカカミアリは攻撃性が高く、ヒアリに比べると毒は弱いが、刺されると激しい痛み、水疱(すいほう)状の腫れなどの症状が現れる。

 先月25日には茨城県東海村の倉庫敷地で、インドネシアから成田空港を経由し搬入された貨物内に約30匹が確認された。成田空港内では見つかっていない。