風俗店利用隠し賃借 暴力団組員ら逮捕 容疑で千葉県警

 千葉県警風俗保安課と船橋東署などは23日、風俗店に使うことを隠してJR津田沼駅近くのマンションの部屋を借りたとして詐欺の疑いで白井市冨士、指定暴力団稲川会系組員の男(47)と埼玉県三郷市三郷3、無職の女(44)ら中国人女3人の計4人を逮捕した。県警は同駅北口にあった違法性風俗店の一掃作戦を続けており、今回の逮捕もその一環。摘発者数は計39人になった。

 男の逮捕容疑は2012年10月、定職があるように装い船橋市前原西2のワンルームマンションの部屋を借りた疑い。女らの逮捕容疑は共謀し同年8月、同じ手口を使い男名義で別のワンルームマンションの部屋を借りた疑い。女らは同部屋で違法性風俗店を営業していた。

 男は「うそをついて契約した」と容疑を認めており、女は「事実は違う」と否認しているという。

 同課によると、同駅北口のデッキや周辺の路上は深夜から翌早朝まで30~40人の客引きであふれ、通行人や地元飲食店から取り締まり要望が相次いだため、県警は同年9月から一掃作戦を開始。昨年6月、女の店ら同じマンション内の5店を風営法違反容疑などで一斉に摘発し、詳しく捜査した結果、今回の容疑が浮上した。

 男は不動産会社との信用問題で契約が難しい中国人の女に代わって部屋を借り、15万~30万円の手数料のほか、客引きから1人当たり2万円のみかじめ料も取っていた。

 一方で、かつて複数の違法性風俗店が入っていた雑居ビルは防犯カメラを増設したり警備員を配置するなどして、同店の締め出しに成功。地元関係者との防犯パトロールなど官民挙げての対策も進み、捜査関係者は「違法性風俗店はほぼ壊滅できた」としている。


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