「いちはら」題に686句 夏井いつきさんが選句 第1回俳句チャレンジ

応募作品を選句した夏井いつきさん(市原市文化振興財団提供)
応募作品を選句した夏井いつきさん(市原市文化振興財団提供)

 市原市文化振興財団が本年度初めて実施した俳句コンテスト「第1回いちはら俳句チャレンジ」の受賞者が決まった。兼題(テーマ)は「いちはら」で、テレビ番組の俳句コーナーでおなじみの俳人、夏井いつきさんが選句。一般の部は山田かづ子さん(俳号)の作品「金剛力士像の 腹の年輪 稲の秋」、小・中学生の部は磯部汐里さん(市立国分寺台中1年)の作品「五月雨の 小湊鉄道 夜の音」が、最優秀賞に輝いた。

 コンテストは市民の創作活動向上と文化芸術振興を目的としており、市内の小学生以上を対象に募集し、686に上る投句があった。

 夏井さんは、山田さんの俳句について「上五が字余りになっている作品。金剛力士像を上五に置くことによって力強い姿が出てきている。木像のちょうど腹の辺りに年輪が刻まれていることに気付く作者の視点が良い。豊作の年も、凶作の年も見守ってきた像なのですね」などと講評した。夏井さんが講評する動画は同財団(市民会館)特設サイトで公開している。

 最優秀以外の受賞作品は次の通り。(氏名の一部は俳号。敬称略)

 【一般の部】優秀賞=「磁場逆転 暉(て)らす川面や 蝉しぐれ」ゆめむく、「呼ぶ声や 朝採れの 玉葱に土」大木蕃茄、「廿五里とふ 地名難し 梨甘し」聰子、「菜の花や トロッコ列車は 尻ふつて」齊藤記子、「ヒヤシンス 静かに事を 目撃し」関典子

 【小・中学生の部】優秀賞=「菜の花の 中を駆けてく ディーゼルカー」中村亘希、「夏休み 星の観察 見えません」オカブリアン、「天高し さらしなの道 何思ふ」晴瀬、「炎天下 象のひとふり 虹描き」西堂心唯、「チバニアン コスモの町に 秋桜」森田ひまり


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