【独自】23年春、全寮制・中高一貫の中等教育学校へ 大多喜の三育学院中学校

中等教育学校へ移行する三育学院中学校=大多喜町中野
中等教育学校へ移行する三育学院中学校=大多喜町中野

 大多喜町中野の三育学院中学校(尾上史郎校長)が、中高一貫6年制の全寮制中等教育学校に移行することが分かった。2023年4月に開校する。昨年12月に県が計画を許可し、町が校舎増築費8千万円を貸し付ける。

 同中学校は、学校法人三育学院(同町久我原)が運営するキリスト教系の私立学校。閉校した町立西中学校の施設を活用し20年4月、茨城県行方市から移転した。現在男女66人が寮生活をしながら学んでいる。

 新たな学校は「(仮称)三育学院中等教育学校」。1学年の定員は35人とし、高校段階に当たる後期からの入学は原則認めない。学年が増えることでホームルームを行う教室が足りないため、必要最低限の広さの木造平屋を増築する。町が費用として無利子で貸し付ける8千万円は、定住促進や過疎対策の基金から繰り出す。

 中等教育学校は高校段階へ進む際の受験がなく、長期的な視野でカリキュラムを組むことができる。三育学院は世界各地に系列校があり、留学生を受け入れていることなどから、尾上校長は中等教育学校設置に「海外で活躍する人物を千葉から輩出する世界的な“ハブスクール”になれば」と話す。

 三育学院は全国に幼稚園から大学を持つが、高校は広島の1校だけ。同町に中学校の他に看護学部の大学と神学科の専門学校が、市原市には小学校がある。


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