わいせつ問われた中学教諭に無罪 「女性証言に疑い」宇都宮地裁 

 宇都宮市内の路上で女性の体を触ったとして、強制わいせつ罪に問われた中学教諭速水恭平被告(36)に、宇都宮地裁は18日、「女性の証言の信用性に疑いの余地がある」として無罪判決を言い渡した。

 柴田誠裁判官は判決理由で、女性の証言について「不自然な点があり、事実を誇張したこともあり得ないとはいえない」と指摘した。

 判決によると、速水被告は昨年12月14日夜、同僚と訪れた宇都宮市内のバーで、1人で飲んでいた女性会社員と知り合った。翌15日午前3時半ごろ、同僚と別れた後に女性と再会。タクシーに乗ろうとした女性を引き留めた後、わいせつ行為をしたかどうかが争われた。


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