鋸山で男児が滑落…「お父さん、助けて!」 土地所有者の福島さん、駆け付け救助 富津署が感謝状

鋸山で遭難した男児を救助し、感謝状を贈られた福島さん(右)=富津署
鋸山で遭難した男児を救助し、感謝状を贈られた福島さん(右)=富津署
鋸山(写真はイメージ)
鋸山(写真はイメージ)

 富津市と鋸南町にまたがる鋸山で滑落した小学1年の男児(7)を救助したとして、富津署(住吉和哉署長)は、社会保険労務士の福島昭稔さん(47)=東京都練馬区=に感謝状を贈った。

 同署などによると、9月20日午前、鋸山を父親と一緒に縦走中だった男児が足を滑らせて尾根から7~8メートル下に転落。「お父さん、助けて!」と叫ぶ声に気付いた福島さんは現場に駆け付け、ロープを体に巻き付けて崖の途中で身動きできなくなった男児を助け出した。当時、父親からの通報で富津、館山の両署員やヘリが捜索中だった。男児は頭にこぶ、すり傷もあったが、助けられると自力で歩くことができたという。

 現場は通称「小鋸山」と呼ばれ、鋸南町側の福島さん所有地。休日は山小屋のある鋸山で過ごすという福島さんは「運が良かった。さらに落ちていたら助からなかったかも。標高は低いけど尾根は細く、両脇は絶壁なので初心者には危険なコース」と振り返った。

 住吉署長は「迅速に対応してもらったので良かった。無理な登山や立ち入り禁止区域に十分注意するよう関係機関と連携して周知する」と語った。


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