逆走車に飛び乗り運転手救出 熱中症で意識失う 印西 警備員に感謝状

署長感謝状を受ける大澗さん(右から2人目)と宮沢さん(右)=印西署
署長感謝状を受ける大澗さん(右から2人目)と宮沢さん(右)=印西署

 運転中に熱中症で意識を失い、逆走していた車をとっさの行動で止めてドライバーを救出したとして、印西署(戸田勝署長)は警備会社コアズの東京事業本部の警備員、大澗直樹さん(31)と同千葉支社の宮沢雄介さん(35)に感謝状を贈った。

 同署などによると、大澗さんは3日午後3時20分ごろ、勤務していた印西市鹿黒南の物流施設の守衛室で、すぐ前の県道を徐行運転で逆走する軽自動車を発見。同社の防災センターの担当者に無線で連絡を入れ、走って車を追った。

 中央分離帯にこするように走行する車に追い付くと、開いていた運転席の窓からハンドルに突っ伏すような姿勢の男性(68)を確認。窓に手を掛けてドアを開け、左足でブレーキを踏んだ。ギアもパーキングに入れ、右手で足元のサイドブレーキを押し込み交差点の手前で車を止めた。

 男性は呼び掛けに応じず、体も熱 ・・・

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