入院待機所9月5日運用開始 千葉市内で10人受け入れ 24時間体制で酸素投与

千葉市内に設置する「入院待機ステーション」(県提供)
千葉市内に設置する「入院待機ステーション」(県提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大による医療逼迫(ひっぱく)を受け、千葉県は3日、入院先が決まらない救急搬送中の患者が一時的に待機できる「入院待機ステーション」を5日から千葉市内の公共施設で運用を開始すると発表した。10人まで受け入れが可能。酸素投与などの一時的な処置を行い、その間に入院先を探す。

 県によると、2日時点で自宅やホテルで療養しているのは1万878人。自宅療養中などに体調を崩したコロナ患者からの救急搬送要請も受けているが、コロナ病床の使用率は73・3%(同日時点)と逼迫しており、受け入れ可能な医療機関が見つかるまでに時間がかかるケースが相次いでいる。

 ステーションでは、県内の病院から派遣された医師1人、県立病院の看護師2人、事務職員2人が24時間常駐し、酸素投与や脱水症状改善のための点滴など一時的な処置のみを行う。広域で調整しても入院先が見つからない場合、県の指示で緊急避難的に患者を搬送する。施設の場所は非公表。

 県は、千葉市以外の地域にも設置を検討しており、県の担当者は「場所や医療従事者の確保ができ次第、複数箇所に設置したい。特に感染者が多い北西部に必要性を感じている」と話した。自宅療養やホテル療養の軽症患者に酸素を一時的に投与する「酸素ステーション」の開設も検討している。


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