御宿で2年ぶりの海開き 家族連れらでにぎわう 千葉県内8割以上は見送り コロナ2年目、判断分かれる

2年ぶりに海開きした御宿町の中央海水浴場で水遊びを楽しむ家族連れら=17日
2年ぶりに海開きした御宿町の中央海水浴場で水遊びを楽しむ家族連れら=17日

 梅雨明け翌日となった17日、千葉県御宿町の中央、岩和田海水浴場が県内の先頭を切って2年ぶりに海開きした。青空の下、朝から気温がぐんぐん上昇して夏本番を思わせる暑さとなり、涼を求める家族連れらが海のレジャーを楽しんだ。この日は千葉市美浜区の「いなげの浜海水浴場」もオープン。一方で県内8割以上の海水浴場が昨年に続いて開設を見送っており、自治体で判断が割れるコロナ2年目の夏を迎えた。

 海岸駐車場は県外ナンバーの車で埋まり、白い砂浜には休憩用のテントが並んだ。浮輪で遊んでいた小学5年と小学3年の姉妹は「波に揺られて楽しい」と大はしゃぎ。例年8軒ほどの出店がある海の家は1軒にとどまったが、ビーチサッカー大会も開催され、海岸はにぎわいを見せた。

 新型コロナの収束が見通せないことや、都内に4度目の緊急事態宣言が出されたことから、県によると、県内19市町村60カ所の海水浴場のうち、今季開設されるのは千葉、鴨川、館山、御宿の4市町での計11カ所で、8割以上にあたる49カ所(17市町村)は開設を見送った。

 同町は海水浴場を3カ所から2カ所にし、遊泳エリアを縮小してオープン。密にならないよう砂浜では2メートル以上の間隔を取るよう呼び掛けている。

 町によると、海水浴場を開設しなかった昨年も2万人程度が海岸を訪れ、安全対策が不十分な中で水難事故が起きた。海に人が来るのであれば、海水浴場を開いて監視員を置き、事故を防ぐ態勢を整えることにした。また、観光産業に従事する町民が多く、海水浴客による経済効果を期待する。

 海開きに伴い安全祈願式が行われ、石田義広町長は「海は町の最大の財産。楽しんでいただける環境を提供し、町の活力に資していきたい」と話した。

 海岸に隣接するプール「町営ウォーターパーク」もオープン。初日は無料開放され、子どもたちが水しぶきを上げた。


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