海水浴場今年も断念 水難事故、路駐対策を検討 山武市

海水浴場が開かれず閑散としていた昨年の本須賀海岸=2020年7月、山武市
海水浴場が開かれず閑散としていた昨年の本須賀海岸=2020年7月、山武市

 今夏の海水浴場について、山武市の松下浩明市長は31日の定例記者会見で、下げ止まらない新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ「昨年に引き続き開設しないことにした」と設置を断念する意向を表明した。海水浴場は同市の夏の観光の目玉だが2年連続の中止となる。

 市内には例年、国際的な環境認証「ブルーフラッグ」を取得した「本須賀海水浴場」など六つの海水浴場が設置され、9万人以上の観光客が訪れる。新型コロナの影響で昨年も全ての海水浴場がオープンを見送った。

 松下市長は緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の延長や全国的な変異株の拡大状況を挙げ、「自粛ムードが長期化する中で、当初は海の癒やしを提供したかったが、この状況では大きな声で『いらっしゃい』とは言えなくなった」と話した。

 海水浴場が設置されないことで監視体制が弱くなる一方、海辺への来訪を禁止することはできない。このため、水難事故や海岸通りの路上駐車の多発などが懸念されるといい、市は今後、対策を検討する。


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