ワクチン接種開始 千葉市の高齢者施設「秀眉園」入所者・職員計20人 副反応はなし 新型コロナ

千葉市で始まった高齢者向けのワクチン接種=12日、千葉市若葉区の高齢者施設「秀眉園」(千葉市提供)
千葉市で始まった高齢者向けのワクチン接種=12日、千葉市若葉区の高齢者施設「秀眉園」(千葉市提供)
ワクチン接種の準備をする高齢者施設の職員(千葉市提供)
ワクチン接種の準備をする高齢者施設の職員(千葉市提供)
接種会場に到着したワクチンを受け取る市職員(右端)ら=12日午前9時ごろ、千葉市若葉区の高齢者施設「秀眉園」
接種会場に到着したワクチンを受け取る市職員(右端)ら=12日午前9時ごろ、千葉市若葉区の高齢者施設「秀眉園」

 千葉市若葉区の高齢者施設「秀眉園」で12日、県内で最も早く新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が始まった。初日は入所者と職員計20人に行い、軽微なものを含めて副反応はなかったという。市には約千人分のワクチンが配布されており、市は当面、高齢者施設の入所者らを中心に接種を進める。一般の高齢者への接種は5月中旬以降の予定。

 市は限られたワクチンを有効活用するため、重症化とクラスター(感染者集団)発生のリスクが高い高齢者施設約360カ所の入所者約1万5千人と職員から優先的に接種する。「秀眉園」は複数人部屋で生活する高齢者が多く、医師が常駐し接種体制が整っていることから最初の施設に選ばれた。

 市や同園によると、12日午前10時ごろから園内で医師が入所者一人一人に問診を行い体調を確認。70代~80代を中心に男女10人への接種を終えた。「意外と痛くなかった」と口にする入所者もおり、副反応はなかった。

 秋元隆英施設長は「ワクチンの希釈に少し手間取ったが、順調に打てた。持病がある人もいるので、優先的に接種できてありがたい。施設にとって慣れない作業なので、自治体がバックアップして他の施設でもスムーズに進めてほしい」と話した。午後には職員10人が接種した。今後、4月下旬までに入所者と職員計約280人に1回目の接種を行う予定。

 市には4月下旬にも約500人分のワクチンが届く。市は、自宅で暮らす高齢者らに同月下旬、接種券を発送し、ワクチン供給が安定する5月中旬以降に個別と集団で接種を始める方針。市医療政策課は「確実に接種できるようになるので、焦らずに待っていてほしい」と述べた。


  • LINEで送る