副反応への即応も 八千代市、集団接種会場で実践訓練 コロナワクチン

アナフィラキシーショックが出た人(右奥)も想定し、応急処置方法を確認した新型コロナワクチン集団接種訓練=31日、八千代市村上の市民ギャラリー
アナフィラキシーショックが出た人(右奥)も想定し、応急処置方法を確認した新型コロナワクチン集団接種訓練=31日、八千代市村上の市民ギャラリー

 八千代市は31日、4月以降に高齢者から開始予定の市民への新型コロナワクチンの接種で、集団接種会場の運営を確認する訓練を開いた。実際に集団接種会場となる市民ギャラリー(同市村上)にブースを設置。市職員や市内医療関係者ら約100人が受け付けや問診を含めた一連の流れを確認した。アナフィラキシーショックなどの副反応が出た場合の応急手順も確かめた。

 開設時と同じ人数を集めた実践訓練で、同市の医師会や薬剤師会が協力。接種を受ける市民役は地域の民生委員らが務めた。検証を含め約2時間実施した。

 健康状態の「予診票」を記入しないまま訪れる事態も想定し、記入所を別室に用意。懸念事項がある人には改めて入念に問診を行うブースを案内した。筆談の申し出や車いす利用者への案内方法も確認した。

 アナフィラキシーショックへの対応は、接種後に容体が急変した市民役に、医師や看護師が応急処置を施し、救急搬送を要請して医師の指示の下で救急車へと運ぶまでを実演した。

 この会場では1日約360人の接種に対応する計画。訓練で1人にかかる時間は待機を含め30分前後だった。市医師会の加瀬卓会長は「ワクチンを打つ前も打った後も、市民が安心感を持てる態勢に」と呼び掛け。服部友則市長は「トラブルの可能性などを事前に確認すれば本番では想定内になるはず」と強調した。

 集団接種の予約はまだ始まっていないが、市は会場としてすぐに使えるよう、市立中央図書館に併設の同ギャラリーを9月末までの予定で臨時休館にした。個別接種できる医療機関も医師会と協議して用意する。


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