コロナ禍の千葉大生に食料品無料配布 「生活ギリギリ、ありがたい」 JA千葉など9団体

食料品を受け取る千葉大生(左)=30日、稲毛区の同大西千葉キャンパス
食料品を受け取る千葉大生(左)=30日、稲毛区の同大西千葉キャンパス

 JAグループ千葉や県生活協同組合連合会など9団体は30日、新型コロナウイルスの影響でアルバイトができず生活に困窮する大学生を支援しようと、千葉大学西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)で食料品を無料で配った。受け取った学生らは「ギリギリの生活だったので、ありがたい」と感謝。31日も行い、2日間で延べ千人分を用意した。

 新型コロナウイルスの影響を受けている大学生を、食の面から支援しようと企画。県外出身の学生を対象に事前に案内をメールで送り、希望者を募集した。当日は会場が密にならないよう配布時間を指定。米2キロや缶詰、カップ麺、飲料水などが用意され、訪れた学生たちは持参した袋に好みの食料品を選びながら詰めていった。

 同大文学部3年の女子学生は大学図書館でのアルバイトの回数が減るなどし「ギリギリの生活。光熱費と食費を払うのがやっと」と説明。「米や麺類などがもらえてうれしい」と、食料品が入った袋を大切そうに抱え話した。

 同大工学部3年の男子学生もアルバイト先の居酒屋が時短営業をしており、生活が厳しくなったという。「メールで支援の話を知り、もらえるならと思い参加した。とてもありがたい」と感謝した。

 同大の徳久剛史学長は「いただいた品はもちろんだが、気持ちが一番うれしい。地域の人たちが、学生に対し熱い思いを持っていることが伝われば」と話した。

 JA千葉中央会の小茂田勝己専務理事は、「全国から集まっている学生に、千葉のあたたかさを伝えられたら。卒業後はぜひ千葉のリーダーとなって困っている人を助けてあげてほしい」と期待した。


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