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風神雷神に願い込め 全校で鉛筆モザイク壁画 館山・安房西高

鉛筆を使い全校生徒263人で制作した「風神雷神図屏風」のモザイク壁画=館山市の安房西高
鉛筆を使い全校生徒263人で制作した「風神雷神図屏風」のモザイク壁画=館山市の安房西高

 館山市北条の私立安房西高校(熊沢洋介校長)の全校生徒263人が、国宝「風神雷神図屏風」をモチーフにした巨大な鉛筆モザイク壁画を制作した。新型コロナウイルスの影響でさまざまな学校行事が中止になる中で、共に試練を乗り越えていこうと、東京五輪・パラリンピック記念硬貨の図柄にも採用されている風神雷神に願いを込めた。

 同校では毎年6月の文化祭に合わせてモザイク壁画を描いている。大相撲力士や同市ゆかりの小説「南総里見八犬伝」の錦絵などを取り上げてきた。今年は新型コロナの影響で文化祭が一時中止となったものの、時期をずらし規模を縮小して開催することになり、9月から制作を始めた。

 生徒一人一人が鉛筆の濃淡を使い分けて丁寧に色を塗った。B4用紙290枚を縦4メートル13センチ、横5メートル57センチにつなぎ合わせ、堂々としたダイナミックな風神雷神図が完成。「共に戦おう」「FIGHTING TOGETHER」と、ウイルスや受験、就職試験などさまざまな物事に立ち向かう仲間へのメッセージも添えた。

 完成した壁画は、25日の文化祭でお披露目された。生徒会長としてリーダーを務めた3年の金杉隆汰さん(17)は「さまざまな行事ができず、友達とも会えない日々が続いたが、自分や人のために何ができるかを考えてきた。来年は新型コロナが収束し、いつも通りの日常を取り戻していきたい」と話した。


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