浦安公園、全面オープン 国内初導入 災害時も使える水洗トイレ

全面オープンした浦安公園。国内初の汚水循環型トイレを整備した=浦安市
全面オープンした浦安公園。国内初の汚水循環型トイレを整備した=浦安市
新たに設置された災害対応型トイレと防災備蓄倉庫
新たに設置された災害対応型トイレと防災備蓄倉庫

 浦安市が市役所北側に約3年をかけて整備を進めていた浦安公園が、全面オープンした。汚水を循環させることで断水時でも水洗式となる災害対応型トイレを国内で初めて導入。東日本大震災の経験を踏まえ、防災面に配慮した公園が誕生した。

 同公園は元町地域で初となる大型公園で、旧市役所第2庁舎などの跡地を使い2017年度から整備。すでに第1、2工区が完成し、一時的な避難場所となる広場や、災害時には炊き出し用のかまどになる「かまどベンチ」、臨時ヘリポートなどの災害用施設を設けた。

 今回完成したのは約2万平方メートルのうち、第3工区の約3千平方メートルで、新たに汚水循環方式を採用したトイレを設置。災害時には1回当たりの洗浄水量を抑えることで延べ8600人が利用できる。3日分を想定しているが、水を供給すればさらに使用が可能。通常時も利用できる。

 同市は東日本大震災で大規模な液状化が発生。断水や下水の破損で多くの市民が自宅のトイレを長期間使えず四苦八苦した経験から同トイレを導入。担当者は「災害時のトイレ問題は市民のストレスになる。災害時も使える水洗トイレはストレスの軽減につながる」と強調。同公園はマンホールトイレも備えている。

 トイレの屋上にはソーラーパネルを設置し、トイレの照明や公園灯の電源として活用。防災倉庫や多目的広場も備えた。

 同公園は平常時には市民の憩いの場として親しまれている。工事費は約8億1500万円。


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