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新型コロナウイルス情報

千葉市美術館、浮世絵展開催困難に 海外作品搬入できず 【新型コロナ】

7月のリニューアルオープンに向けて準備が進む千葉市美術館=1日、千葉市中央区
7月のリニューアルオープンに向けて準備が進む千葉市美術館=1日、千葉市中央区

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、千葉市美術館の新装開館を記念した浮世絵の企画展の開催が困難な状況に陥っている。展示作品のうち半数を海外から集める予定だったが、渡航制限で搬入が難しくなったからだ。東京五輪・パラリンピックの延期により、五輪関連の市の文化プログラムも日程変更を余儀なくされており、新型コロナは文化事業にも大きな影響を及ぼしている。

 市文化振興課によると、企画展「ジャポニスム展」(7月11日~9月6日)は、昨年12月から休館中の市美術館の新装開館に合わせて開催することになっている。海外でも人気のある浮世絵の名品や、その影響を受けた西洋絵画を国内外から集め、約200点を展示する。五輪の応援プログラムでもあり、訪日外国人の来館を想定していた。

 展示作品のうち約半数を米国やロシアの美術館から借りる予定だった。しかし、新型コロナの感染拡大で作品に同行してくる現地スタッフの来日が困難に。そもそも国内の感染状況も先が見通せない。

 市美術館の担当者は「今できる準備を進めたい」と予定通りの企画展開催に望みをつなぐ。同課の担当者は「新型コロナの状況が不透明すぎるので難しいが、早急に結論を出したい」としている。

◆芸術祭は延期へ

 東京五輪・パラリンピックの文化プログラム「千の葉の芸術祭」は、従来日程での開催見送りが決まった。

 芸術祭は主に三つの企画で構成され、そのうちの一つ「写真芸術展」(8月22日~9月13日)は第一線の芸術家約10人が写真作品を制作し、市内5会場で展示する予定だった。

 多数の会場や作家を巻き込んでのイベントだっただけに、市文化振興課の担当者は「新たな大会日程に合わせてスライドさせたいが、調整事項が多くすぐには決められない」と困惑。会場の確保や作家との協議を急いでいる。


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