県内初の「同向式神獣鏡」 市原・牛久の古墳から出土 最大級の銅鏡直径16・8センチ

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 市原市牛久の「牛久石奈坂(いしなざか)古墳」から、古墳時代中期(5世紀後半)の銅鏡「同向式神獣鏡(どうこうしきしんじゅうきょう)」が県内で初めて出土したと、同市埋蔵文化財調査センター(田所真所長)が8日、発表した。直径が16・8センチあり、これは全国最大級。

 施設建設に伴う発掘調査で先月、鉄剣などの副葬品とともに見つかった。古墳時代の銅鏡に詳しい早大シルクロード調査研究所の車崎正彦研究員によれば国内で生産されたもので、10例程度しかない「同向式神獣鏡」でも最大級という。

 田所所長は「当時の大和政権に貢献した豪族が一帯を支配していたことをうかがわせる。古墳時代の房総を考える上で重要な史料だ」と話している。23日に現地説明会が行われる。