船橋道場で選手育成 12月の誕生日自身もリングに 女子プロレス団体「マーベラス」 長与千種社長(54)

船橋の道場を拠点に、女子プロレス界を引っ張る長与さん=船橋市夏見台5の道場
船橋の道場を拠点に、女子プロレス界を引っ張る長与さん=船橋市夏見台5の道場
練習する女子プロレス若手の選手ら=船橋市夏見台5の道場(マーベラス提供)
練習する女子プロレス若手の選手ら=船橋市夏見台5の道場(マーベラス提供)

 1980年代に女子プロレスブームを巻き起こした2人組の「クラッシュ・ギャルズ」。その一人、長与千種さん(54)が、世界に羽ばたくプロレスラーを送り出そうと船橋市に道場を構え、選手指導や試合のプロデュースに力を入れている。女子プロレス団体「マーベラス」社長として存在は際立つが、「私が表に出て引っ張る時代ではない。若い世代の能力を信じている」と“支える側”を強調。一方で、自らの誕生日となる12月8日に後楽園ホールでリングに上るため、準備を進めている。

 長与さんは2014年3月にマーベラスの設立を宣言。自ら社長に就任し、有力選手を迎え入れるなどして着実に勢力を広げてきた。18年3月、船橋市運動公園前に新道場をオープン。現在は船橋道場を拠点に、15人前後の選手と練習生の活動を支えている。

 マーベラスが受け入れる新人は、中学卒業以上の女子。全寮制で育成する。長与さんは現役を引退しているが「長与さんに憧れてプロレスラーになろうと思った」という新人は今も少なくない。厳しい練習とプロテストを通過した選手は、自主興行や他団体の参戦依頼などで年間平均50試合を戦う。人気・実力選手だと150試合にも及ぶという。「海外狙いの選手や、国内でトップを目指す選手などそれぞれ。どんどん巣立っていってほしい」と期待を込める。

 リングの外での活躍が続く長与さんだが、自身55回目の誕生日となる12月8日に、プロレスの聖地・後楽園ホールでリングに復帰する。「体はもうボロボロ」としながらも、8月から復帰に向けたトレーニングを始めるなど準備に着手。全盛期に劣らない姿をファンに見せることを約束する。

 再び注目が集まる“レジェンド”は「まだ言えないけど、近いうち『何かやらかす』」と不敵に宣言。一時代を築いたスターはこのまま老け込むつもりは毛頭ない。船橋を拠点に全国で活躍する長与さんに、ファンは目の離せない日が続く。


  • LINEで送る