障害者波乗り競う いすみで全国大会 普及目指し27人出場

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サーフィンの技を競う選手=26日、いすみ市
サーフィンの技を競う選手=26日、いすみ市
歩行が困難な選手用に用意された水陸両用車いす
歩行が困難な選手用に用意された水陸両用車いす

 いすみ市の太東海岸で26日、「第2回全日本障がい者サーフィン選手権」が開かれた。義手や義足、視覚や聴覚が不自由な人などの10~76歳の男女27人が出場。障害の程度に応じたクラスに別れて波乗りの技を競った。

 海外では「アダプティブ(適応)サーフィン」と呼ばれて定着し始めている障害者サーフィンの普及や選手の発掘を目指し、「日本障害者サーフィン協会」(阿出川輝雄代表)が主催した。遠浅で優しい波が来るスポットとして知られる同海岸で昨年に続き2回目の開催となった。

 大会は、国際サーフィン連盟の規定に基づいてクラス分けし、独自に子どもと視覚・聴覚障害の部門を設けた。歩行が困難な選手はスタッフのサポートを受けて海に入り、打ち寄せる波にタイミングを合わせては乗っていた。

 最高齢選手として出場した阿出川代表は、前回の21人からエントリー者数が増えたことを喜び「普及の場になれば」と手応えを話した。

 普段車いすで生活する都内の釣井景介さん(52)は「いつもは友人に手伝ってもらって海に入っている。大会のようなサポートがあると安心。全力を出したい」と気合を入れていた。