2018年12月25日 10:51 | 無料公開

千葉ロッテ・福浦内野手の手

通算2千本目の安打を放つ福浦選手=9月22日、ZOZOマリン
9月22日にプロ野球史上52人目の通算2千安打を達成した習志野市出身の千葉ロッテマリーンズ・福浦和也内野手(43)。来季も現役を続ける背番号9の両手はいくつものマメやタコがある。フライを捕球した際に左手人指し指を脱臼したことも。もし両手に掛ける言葉があるとしたら―。そう問うと「よく頑張っているな、と」。少し笑って答えた。
習志野二中や習志野高で投手をしていた時は「マメはそこまでできなかった」。だがプロ1年目、1994年の野手転向当初はバットを振り込み、「両手の皮がずるずるに向けた」と振り返る。それでも「(薬を)塗ったり、乾かしながら」連日バットを振り込み、金字塔を打ち立てるまでに成長した。
オフの今はZOZOマリンスタジアムでウエートトレーニング機器を握る日々を送る。「バットはほとんど振っていない。今できているのはウエートのマメ」。2軍打撃コーチを兼任するプロ26年目には「若手をしっかり見て、一緒にプレーもできる。そのことが選手にプラスになれば」と意気込んでいる。ちなみに幼いころから左投げだが、箸やペンは右手を使うという。
※2018年12月25日付け紙面では千葉ロッテ・福浦内野手の手の写真をほぼ実物大で掲載しています。
※原則、毎月第4火曜日に掲載します