市が業者提訴「異常」 花火中止問題で市民集会 印西

市制20周年花火大会の中止問題について話し合う参加者ら=印西市
市制20周年花火大会の中止問題について話し合う参加者ら=印西市

 印西市が2016年8月に開催予定だった市制20周年記念花火大会を開始時間後に急きょ中止した問題で、原因や今後のあり方などについて考える集会が27日、同市中央南の中央駅前地域交流館で開かれた。市民約30人が参加し、花火打ち上げ業者による経緯説明などに耳を傾けた。

 地域紙「月刊千葉ニュータウン」が主催。市が花火業者に事業経費など2023万円の損害賠償を求めて提訴する方針を決めたことを「異常事態」とし、この問題について深く市民が考える契機にしようと企画した。

 市から花火打ち上げを請け負った「印旛火工」(同市)の飯高秀昭社長が出席。花火を打ち上げられなかった原因について「台風の影響で打ち上げ現場の地盤が軟弱で、草刈りも十分に行われておらず、筒の設置に時間がかかってしまった」「現場の整地は主催者の役割なのに、市は整地していなかった」と説明した。

 参加した市民からは「大会を成功させようという気持ちが市に足りなかったのでは」と当事者意識の不足を指摘する声や、「依頼した業者を市が訴えるとは異常。これからの市政が心配」などと、中止後の市の対応を疑問視する声が上がった。

 同紙の武藤弘代表は「千葉ニュータウン開発から都市再生機構が手を引いた後、市がこの街をしっかり維持していけるのか。この問題は今後のまちづくりにも関わる問題でもある」と指摘。今後も継続的に集会を開いていきたいという。


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