25人から28回聞き取り 館山いじめ問題の三者委 2018年3月に報告書提出へ

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 館山市で2008年9月に当時中学2年の男子生徒が自殺した問題で、同市は27日、自殺といじめの関連を調べる第三者調査委員会が金丸謙一市長と男子生徒の父親(62)に、中間報告書を提出したと発表した。昨年3月からこれまで委員会を18回開催し、25人から計28回聞き取りを実施。今後も男子生徒の同級生らへ聞き取りを進め、来年3月をめどに報告書をまとめる方針を示した。

 報告書によると、委員会では、市教育委員会や遺族からの資料の分析や、関係者からの聞き取りを行った。聞き取りした対象者は遺族4人、生徒が通っていた中学と小学校の教職員14人、市教委関係者3人、中学校の元生徒2人、中学のPTA役員2人。

 委員会は聞き取り対象者を広げるため、男子生徒のクラスメートだった元生徒や保護者に対して今年4月に、また、男子生徒が所属していた野球部の同級生には今年7月に、それぞれ調査協力を求める文書を送付。今後、可能な限り元生徒らから聞き取りする。

 中間報告を受けて父親は「聞き取りした生徒数が少ない。野球部には何十人と所属していたので、半数はやってもらいたい。委員会が疑問を残さず、納得いく報告書を作ってほしい」と要望した。

 委員会は、金丸市長が父親の要望を受けて設置。法律や教育、医療、福祉の分野の団体が推薦した専門家6人が委員となっている。