館山市立博物館本館で開催中の企画展「関東大震災と館山」は、知られざる激震地・安房の被害状況や復興への取り組みを、地域に残された写真や記録で紹介する。
関東一円に甚大な被害をもたらした関東大震災については、東京や横浜の火災が知られているが、震源地に近い房総半島南部に位置する安房郡もまた、甚大な被害を受けた被災地の一つだった。
安房郡の死者は1206人、負傷者は2954人、建物被害は1万3726戸と千葉県内でも最大の被害を受けている=『安房震災誌「震災状況調査表(大正12年9月19日調)」』より。
特筆すべきは総戸数に占める被害戸数の割合。安房郡内でも被害が大きかったのは鏡ケ浦沿岸...
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