メインコンテンツに移動

黒島結菜、北川景子、湊かなえが絶賛 映画『未来』で新星・山崎七海が放つ“魂の演技”

映画『未来』(公開中) (C)2026 映画「未来」製作委員会 (C)湊かなえ/双葉社

 作家・湊かなえのデビュー10周年を記念して発表され、“集大成”とも評された傑作ミステリーを映画化した『未来』が公開中だ。「20年後のわたし」から届いた手紙をきっかけに、過酷な現実の中で追い詰められていく少女と、彼女を救おうとする教師の姿を通して、声にならない痛みと、それでも生きる希望を描く。

【動画】黒島結菜×北川景子×湊かなえ 座談会映像

 主演を務めるのは黒島結菜。さらに、坂東龍汰、細田佳央太、松坂桃李、北川景子ら主役級のキャストが集結。その中で、注目を集めているのが、主人公・真唯子(黒島)の教え子で、複雑な家庭環境の中を懸命に生きる少女・佐伯章子を演じた新星、山崎七海(※崎=たつさき)だ。

 章子は、「20年後のわたし」から届いた手紙を心の支えにしながら、耐えがたい現実と向き合う難役。映画『渇水』やドラマ『宙わたる教室』などで注目を集めてきた山崎が、オーディションを経て役を勝ち取った。監督を務めた瀬々敬久は、山崎について「最初から圧倒的な存在感でした」と絶賛。『渇水』公開時からその才能に注目していたと明かしている。

 そんな山崎の演技について、黒島、北川、原作者の湊らが語り合う座談会映像が解禁となった。

 自身と似た境遇に育つ章子を助けようと奔走する真唯子を演じた黒島は、山崎の“目”が印象的だったと言う。「(章子を)走って追いかけて『関係ないから!』と言われるシーンは本当にぐっときました」と振り返り、「先生として助けたい気持ちはあるけれど、どう受け取るかは子ども次第。その気持ちを真正面からぶつけてくれたことが、先生を演じる上で響くものがありました」と明かした。

 一方、章子の母・文乃を演じた北川は、「私(文乃)を置いていくことなんてできないと言って、涙を流してくれるシーンがあるんですけど、信じられないくらい何度も撮影したんです。でも、ちゃんと毎回大粒の涙が出いた」と撮影を回想。「どれほどこの役に魂を注いでいるかということもお芝居から痛いほど伝わってきました」と山崎の熱演を称賛した。

 湊も、「子どもがそこまで抱え込まなくてもいいものを全部自分の内に溜め込んで閉じ込めて、それを出すことができずに、それがもう自分の役割なんだと半ば責任のようなものを抱えているという表情だけで“この人はどれだけのことを抱えているんだろう”ということがわかるような表情をされていた」と指摘。

 「場面ごとではなく、作品全体であったり、描かれていない章子のこともすごく自分なりに解釈されて、自分の中に入れてくださったからこその表情なのかなということを感じて、本当に素晴らしいと思いました」と絶賛した。

 映像の最後では、黒島が“原作にはないラストシーン”についても言及。山崎の演技に強く心を動かされたことを明かしている。

 山崎は今後も、『四月の余白』(吉田恵輔監督※吉=つちよし)、『時には懺悔を』(中島哲也監督)など、話題作への出演を控える注目株。本作では、痛みを抱えながら生きる少女・章子を全身全霊で演じ切っており、その“魂の演技”はスクリーンでこそ体感したい。

"