門前町へ帰ろう(2)

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 栄町まちづくり再生本部のプロジェクトは、まず町のイメージを低下させる問題点のチェックだった。

 ▽シャッター通りがふえる。後継者不足で、貸し店舗にしたくても条件が合わないし、風俗系、韓国系には貸したくない。

 ▽活性化の中心となる大型店舗の誘致も、風俗店が散在していて土地の確保が困難。さらに空地は、初期投資が少なく、収益性の高い駐車場に先取される。

 空き店舗や時間貸し駐車場の気配は、1985年ごろからあらわれ、2008年を過ぎるころからいっきに加速、一般客が訪れない街になったという。

 まちづくり再生本部が手掛ける問題は3点。

(一)建物除却後の平面駐車場化(にぎわいや街のイメージが低下する)

(二)個人店営業者の高齢化と後継者難(空き店舗発生の原因)。

(三)ニュー風俗や韓国店舗の進出(印象低下)。問題の3点とも、自然が相手ではなく対人関係である。誠意と努力と懇願とがスタッフの本音のようだが、しんどい。

 スタッフには、「参道を軸とした門前町の骨格の創出」というテーマもある。

(ア)千葉駅から千葉神社に至る栄町のルートを石畳とし、並木の続く緑の参道を演出する。

(イ)参道浴いの街並みを、千葉の伝統、日本の伝統様式で調和を図る。

(ウ)千葉神社前の公園を、善美の心を培う日本庭園として再整備する。

(エ)核拠点施設として郷土料理店、特産品販売店等を開設する。

(オ)伝統芸術・芸能・文化を伝承する「文化伝承館」の開設、運営を行う。

 2010年7月19日=海の日、農事の鍬(くわ)入れ、消防の出初め式に習い、栄町まちづくり再生本部も出航のドラを鳴らす。・・・