徒然に二世議員考

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 病院の「再来予約カード」を、私は四枚も持っていた。内科と外科と耳鼻咽喉科と眼科で、黄門様の印籠よろしく、受付を介さず、フリーパスで各科の窓口に通れた。

 だが内科のカードはやがて取り上げられ、街の医院を紹介された。

 外科のカードも段階的に整形外科のカードに移行し、その後カードも本人も放出された。街の医院への紹介状もなく。

 今夏七月下旬深夜一時半、自宅の二階から十四階段を転げ落ち、掛かり付けの病院に運ばれた。

 それから二カ月余り全身打撲の治療を受け、ひとまず卒業したが、問題は残った。

 左腰と右の二の腕にグリグリがある。心房細動の治療にワーファリン(抗凝血薬)を服用しているので、血流が盛んになり、その副作用的な影響が、打撲によって出た、ということらしいが、よくわからないままに不安で、勘当された息子のようにオズオズと、再度病院の敷居をまたいだ。

 カードが無いので初診の窓口で手続きをとり、整形外科前の待合席に座ったが、一たん立って新聞を買いに行った。

 売店には各新聞に列して、千葉日報が目立っていた。

 整形外科前の席に戻って、長い待ち時間に新聞を広げる。所在無さに目を通すだけだから、内容に身が入らない。

 政治面では、相変わらず自民と民主で間を外したコントをやっている。ちゃんとした政治をしていないのだったら、高給の半返しでもしたらいい。高齢者年金のピンハネよりその方が税収の足しにもなるだ

ろう。給料が半減したからといってやめる議員はいない。

 頃日、二世・三世議員が目立ち、麻生内閣の顔触れも、坊ちゃん嬢ちゃんでにぎわっているが、二世が一世を超えることは難しい。安倍さんも福田さんも中途ダウンした。

 なかなか『父子鷹』(子母沢寛)の勝海舟のようにはいかない。少子化大臣に抜てきされた小渕優子さん(34)方、がんばってもらいたい。

 二世議員はこれからもふえる様相だ。小泉元総理は次男を後継にして引退。子どもの一人がタレント、一人が政治家、石原東京都知事さんのとこといっしょだ。

 うすい日出男衆議院議員さんも、息子さんに後を託して勇退するムードだ。...