支えられて新年会

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 外から「お呼びでない」年齢になったようで、こうなれば自分で出て行くしかないが、出て行く先すら見つからなくなった。

 行政からは「前期」「後期」と、無機物的に分別される高齢者になり、社会からも「生命体」と認識されない風情になった。

 それでも私は生きている。自主性・自発性の無い私は、いつも尻押しに甘えていたが、いま自分の足で踏み出さなければ、ゴミなみの高齢者に分別されてしまう。

 さしあたって平成二十一年一月二十五日、京成ホテル・ミラマーレで私の「新年会コンサート」が開かれる。午後四時三十分。

 プロデュースは、ジャズ・ジャイアンツ大原保人さんと、千葉ジャズ協会(043・241・9081)代表の大原美保子さん。会の構成・演出を綿密に仕上げてくれている。

 大原保人さんのネームバリューでお客様を誘えば、スムーズに結果がついてくるだろうが、その方は私にお任せくださいと、調子者の常で名乗り出てしまった。

 うぬぼれで言えば、かつて私には幾分の吸引力があったかもしれない。その思い上がりで入場者の動員を請け負ったわけだが、結果として無謀だったかも。

 いまの私に残っているものは、虫食いのハートぐらいのもので、このハートで友だちを呼べるかどうか危なっかしいが、知友方への勝手な甘えから、大原さんに高言を吐いてしまった。

 私もじきに政府の分別用高齢者だが、心を許せる友人方には甘えたいという幼児性も持っている。

 できれば友人方でミラマーレをいっぱいにしたい。そしてその希望は、前回まではどうにか叶えられていた。それが今回は身心の弱りのせいもあり出遅れた。

 身体の障害については、この欄でも読者を失うほど執拗に書いたが、心の弱りの方は、身近な知人・友人の訃報が相次いだことによる。...