船橋市は昨年3月に人口が64万人に達し、全国の「中核市」の中で最も住民が多い。東京への近さやバランスの取れた産業構造から住み心地の満足度も比較的高いが、年をまたいで新型コロナウイルス禍への直面が続く。県内初の中核市となって18年。その独自権限を最大限生かした取り組みが問われている。13日告示、20日投開票の市長選を前に課題を探った。(船橋・習志野支局 高橋律孝)
船橋市によるPCR検査数は「昨年3月11日からの累計で2万5171人。1日最大248人」。今年4月の前と後で市内患者の年齢を比較し「24・2%を占めていた60代以上が16・7%に減り、32・6%だった20代以下が41・8%に増えた」。5月20日に公表した新型コロナのデータだ。
こうした定期の集計・分析に加え、毎日の検査結果をホームページでも通知する。担当しているのは市保健所。今年4月12日からは感染や重症化のリスクが高いとされる変異株の独自検査にも乗り出した。累計5千人超の感染者が確認された同市。医療機関との連絡、療養先ホテルの確保など保健所が担う業務は多岐にわたり、他部署からの応援人員も充てている。
◆移行と同時に保健所
船橋市の保健所開設は2003年4月1日。この日に中核市に移行、保健行政の独自権限を持った。2年前か...
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