任期満了に伴う市川市長選は19日に投開票される。立候補しているのは、再選を目指す現職の田中甲氏(69)、新人で元市議の保戸田悠菜氏(39)、新人で不動産経営の山崎健介氏(51)の無所属3人。現市政の評価や街づくりのあり方などをテーマに論戦を繰り広げ、終盤の支持獲得を図った。
(小北清人)
田中氏は2期目のテーマに第1子への保育料無償化や月1万5千円の子ども手当など子ども・子育て支援の充実や、海外の大学に進学できる特色を持つ市立高校創設など独自の教育施策を強調。カーボンニュートラルに向けた環境先進都市の実現も訴えた。
保戸田氏は、物価高騰対策としての個人市民税・固定資産税の負担軽減や、18歳までの医療費無償化を掲げる。田中氏の打ち出した美術館構想や市立高校設置には反対を表明。4月から始まったペットボトル完全分別は「市民負担が大きい」と時期尚早とした。
山崎氏は、実質一人での選挙戦となるため、ポスター掲示やビラ配りなどは行わず、選挙カーなども用いない独自の戦いを展開。街頭演説も特に行わず、選挙公報を通じて市役所の採用制度と人事制度の改革、平時の私立中学高校への補助金廃止などを訴えた。
16日夜にはユーチューブを使ったネットメディアが企画した同市長選候補者によるライブ討論会が行われ、3候補ともリモートで出演し論戦を戦わせた。
投票は19日午前7時~午後8時に市内78カ所で行われ、午後9時10分から国府台市民体育館で即日開票される。期日前投票は市役所第1庁舎など14カ所で受け付ける。前回市長選の投票率は38・75%だった。
11日現在の選挙人名簿登録者数は41万2223人(男20万7363人、女20万4860人)。16日までに2万1656人(前回同期比999人減)が期日前投票を済ませている。
◇市川市長選立候補者(上から届け出順)
◆田中 甲(たなか こう)氏(69)無現(1)
市長、不動産管理会社社長(元)衆院議員、県議、市議。立教大社会学部卒。南八幡
◇公約 中核市移行と政令指定都市を目指す▽環境先進都市としてカーボンニュートラル達成▽市立高校を創設し、インターナショナル・バカロレア(IB)認定校を目指す▽「市川市子ども手当」創設▽Jリーグスタジアム建設▽1期目に続き市長退職金を辞退
◆保戸田悠菜(ほとだ ゆうな)氏(39)無新
学習塾経営(元)市議、学習塾講師。慶応大経済学部卒。東菅野
◇公約 個人市民税と固定資産税の負担軽減▽水道料金値上げ分の一部助成▽保育料の完全無償化▽18歳まで医療費無償化▽北部地域に子育て施設を新設▽教育環境・教員待遇の改善▽防犯カメラ増設と無電柱化による歩道拡幅▽バスの増便・シェアサイクルの拡充
◆山崎 健介(やまざき けんすけ)氏(51)無新
個人事業主(不動産経営)(元)青果会社員、土木研究所非常勤職員、青年海外協力隊員。広島大学大学院国際協力研究科博士課程前期修了。茨城県つくば市
◇公約 市役所の採用制度と人事制度の改革▽私立中学高校への補助金の在り方の見直し▽本八幡駅前共同ビルの即時解体のための支援や執行(耐震問題)










