100年超続く綿糸網漁 環境に優しく資源管理も 農林水産祭で総理大臣賞 鴨川市漁協太海エビ網組合

綿糸網にかかった伊勢エビは、陸揚げ後に網から取り外される=2022年8月、鴨川市
綿糸網にかかった伊勢エビは、陸揚げ後に網から取り外される=2022年8月、鴨川市
太海エビ網組合で使用している綿糸網
太海エビ網組合で使用している綿糸網
太海エビ網組合で最年少組合員の江澤さん=鴨川市
太海エビ網組合で最年少組合員の江澤さん=鴨川市

 鴨川市漁協太海エビ網組合の伊勢エビ刺し網漁での漁場保全の取り組みが、農林水産業に貢献した生産者らを表彰する本年度の農林水産祭の水産部門で、内閣総理大臣賞に選ばれた。エビを傷つけにくく、環境にも優しい綿糸の網を使った漁を100年以上続けており、自主的な資源管理の成功例として評価された。

(小野洋)

 農林水産省などによると、綿糸網は根がかりしても自然分解され、海中に残った漁具が海洋生物を捕獲し続ける「ゴーストフィッシング」を防ぐなど環境への影響が少ない。現在の主流となっているナイロン網に比べて、網にかかったエビを傷つけにくく、生きの良い状態で漁獲できる。

 一方、綿糸網は入手が難しくなっており、維持 ・・・

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