柏のミニシアター閉館危機 キネマ旬報シアター 設備更新へCFに望み 良質作品届け続けるために

JR柏駅を降り、西口に進むとキネマ旬報シアターの案内が見えてくる=柏市末広町
JR柏駅を降り、西口に進むとキネマ旬報シアターの案内が見えてくる=柏市末広町
1992年から使っている映写機は老朽化が進んでいる
1992年から使っている映写機は老朽化が進んでいる
こだわりの内装はスタッフのアイデア
こだわりの内装はスタッフのアイデア

 良質な映画を未来へ届ける-。こうした理念を具現化する場として誕生し、多くの映画ファンから愛されているミニシアター「キネマ旬報シアター」(柏市)がいま、閉館の危機に直面している。同館を襲ったのは空調設備などの老朽化と、設備の更新に伴う多額の費用。閉館を回避するため、同館は資金協力を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。

(大村慧)

 ミニシアターは、複数のスクリーンを持つ大型映画館・シネマコンプレックス(シネコン)と異なり、独自の選定で映画を上映している。大手配給会社に頼らず、商業主義にとらわれない姿勢で埋もれた映画を照らし、多様な作品を届けてきた。

 同館は現存する世界最古の映画雑誌「キネマ旬報」の理念「良質な映画を未来へ届ける」を実現するために開館した。社員が厳選した国内外の新作や旧作、インディペンデント(独立系)作品、ドキュメンタリーなど年間400本以上を上映する。

 「キネマ旬報」との連携が強みで、監督などに焦点を当てた特集上映も精力的に行い、観客 ・・・

【残り 1515文字、写真 9 枚】



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