2025年10月13日 05:00 | 有料記事

JR柏駅を降り、西口に進むとキネマ旬報シアターの案内が見えてくる=柏市末広町

1992年から使っている映写機は老朽化が進んでいる

こだわりの内装はスタッフのアイデア
良質な映画を未来へ届ける-。こうした理念を具現化する場として誕生し、多くの映画ファンから愛されているミニシアター「キネマ旬報シアター」(柏市)がいま、閉館の危機に直面している。同館を襲ったのは空調設備などの老朽化と、設備の更新に伴う多額の費用。閉館を回避するため、同館は資金協力を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。
(大村慧)
ミニシアターは、複数のスクリーンを持つ大型映画館・シネマコンプレックス(シネコン)と異なり、独自の選定で映画を上映している。大手配給会社に頼らず、商業主義にとらわれない姿勢で埋もれた映画を照らし、多様な作品を届けてきた。
同館は現存する世界最古の映画雑誌「キネマ旬報」の理念「良質な映画を未来へ届ける」を実現するために開館した。社員が厳選した国内外の新作や旧作、インディペンデント(独立系)作品、ドキュメンタリーなど年間400本以上を上映する。
「キネマ旬報」との連携が強みで、監督などに焦点を当てた特集上映も精力的に行い、観客 ・・・
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