2022年12月15日 05:00 | 有料記事

成田空港の国際線到着ロビーでバスチケットを購入する外国人観光客ら=12日、成田市
千葉県は成田空港や東京ディズニーリゾートがありインバウンド(訪日客)の訪問率が突出して高いにもかかわらず、新型コロナ感染拡大前から平均宿泊日数が全国最低水準となっている。東京に向かい人気スポットを巡る「ゴールデンルート」の通過地点といった状況を打開できておらず、10月の水際対策緩和から2カ月がたった今も変わらぬ傾向だ。県や宿泊業者はインバウンドの空白期間を逆手に取り、「もう一度スタートラインに立てる」として挽回を狙う。
(報道部・安西李姫)
11月下旬の海浜幕張駅。タイ・バンコクから友人と訪れたコンウィンガー・タウィサスさん(50)は、成田空港から千円の高速バスで降り立った。三井アウトレットパークやイオンモールで約3時間の買い物を終え、JR京葉線で潮見駅(東京都江東区)のホテルへ。日本の水際緩和を心待ちにしていたリピーターだが、「観光や食事が一日中楽しめる東京でホテルを取った。千葉には泊まらない」と言い切る。
観光庁の「訪日外国人消費動向調査」によると、2019年のインバウンド訪問率は千葉が35・1%で、東京(47・2%)、大阪(38・6%)に次ぐ全国3位だ。これに対し、平均宿泊日 ・・・
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