2022年12月12日 17:51 | 有料記事

海外へと向かう旅客の手続きを行う地上係員の鈴木さん(手前)と山本さん=成田市の成田空港

「待ちに待った忙しさ」と仕事への意欲を口にするJALスカイの山本さん(左)と鈴木さん
日本の表玄関成田空港。新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和された10月以降、国際線が徐々に回復し、日増しに活気が戻ってきた。一方、各国で異なる入国条件に対応するため渡航書類の確認が複雑化し、現場の負担が増加。繁忙期の経験が少ない若手も増え、航空会社は人材の確保と育成に策を凝らしている。
◆「出向経験生きた」
「京都ではどこを観光されましたか」。訪日個人旅行が解禁された10月、JALスカイ地上係員の山本莉子さん(23)はコロナ前に大勢の旅行客を接客した記憶を思い出しながら、米国人旅行者に声をかけた。楽しそうに旅の内容を話してくれる外国人を見るのは約2年半ぶりだ。
入社は2019年10月。1人でチェックインカウンター業務を任された矢先、コロナの影響で減便が相次いだ。翌年春から1年間、在宅と現場の勤務を交互にする日々が続き「接客ができず寂しい気持ちでいっぱいだった」。水際対策で渡航条件が目まぐるしく変わった時期で「在宅中に内容を必死に覚える毎日だった」と振り返る。
同僚の鈴木身佑さん( ・・・
【残り 941文字】





