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自然とICT化で健康に 株式会社のびのびハウス(佐倉市) 代表取締役・園長 勝山香織氏【協会けんぽ 千葉支部】



年間行事として園児と共に田植え〜稲刈りまでを体験。収穫したお米は田んぼで「おにぎりパーティー」をしながら皆で頬張ります!

 農家に嫁ぎ長男を授った後、「土に触れて、遊ぶ。子どもはこういった環境で育つのがいい」と、敷地の一角に保育施設「森と自然の保育園 のびのびハウス」を作り運営を開始し、2021年に開園20周年を迎えました。

 最初の14年間は認可外だったため「人がいない、資金がない、休憩室さえない、ないないづくし」で過酷な労働環境だったのですが、2016年から認可保育園になったことで社員の処遇改善が大きく進み、保育のしやすさや動線の良さに配慮した園舎に改築することもできました。社員が働きやすい環境を整え、「会社に大切にされている」ことを実感できる健康経営にも2021年から取り組みを始めました。



5月の行事 田んぼで田植え:年長さんになった園児の農業経験値は大人顔負け!9月の稲刈りまで日々のお散歩で稲の生育を見守ります

 17人の保育士にはそれぞれの保育観があり、子育て経験もさまざま。園の理念を浸透させ、思いを一つにして働くためには、若い保育士にベテランの非言語スキルを「見える化し、伝えていく」こと、他の人の意見に「耳を傾け、対話」していくことの必要性を感じました。そこで、仕事に関する標語を作って投書箱へ入れてもらい、朝礼で読み上げ意見を交わす「標語読み合わせ」を取り入れました。標語のメリットは、多忙な社員の心に響いて思い出しやすいことや標語でコミュニケーションの活性化、団結力向上が果たせることです。



標語でコミュニケーションの活性化、団結力向上

 また、子どもたちと田園地帯へ散歩に出かけると、子どもたちの歓声に加え、鳥のさえずり、多様な昆虫、空の色や雲の形、季節の匂いなど五感が刺激されます。保育士は毎日、子どもたちと遊んで汗をかき、健康的に。さらに、年間行事として季節の野菜や水稲の栽培・収穫体験などを企画し、採れたての野菜を使った給食を社員も半額で食べられるなど、自然の中に身を置いて仕事ができる実感を持てるのはほかの職場にはないメリットです。



ICT導入による業務効率化 園内研修でグループワーク:保育の質を高めていくために見直しや改善を図っています

 労働環境の改善を図るICT化もいち早く行いました。保育施設向けの業務支援アプリで、保育日誌・保育計画など手書き書類業務にかかる負担を大幅に軽減。会議以外の残業がなくなり、定時に退社が可能。子どもたちに向き合える時間とゆとりができ、観察力も高まります。また、園内と外周に設置した監視カメラは、見守り強化・防犯・アクシデントの原因究明など現場管理のサポートに。各種ツールの導入で情報共有がスムーズになり社員同士の連携も強化されました。

 今後も、「大地を踏みしめ丈夫な心と丈夫な身体を育てる」という理念を、次代に繋げるべく社員一丸となって日々努力と研鑽に励んでいきます。

所在地 〒285-0823 千葉県佐倉市江原新田103
電話 043-486-4119 FAX 043-371-2754
設立 2001年8月
従業員数 21人
URL https://nobi2house.com