【千葉魂】小島、あの日の屈辱胸に 9者連続被安打を経て(第427回)

小島和哉
小島和哉

 あの日、ブルペンでの状態は良かった。「きょう、いいね」。ブルペンでピッチングを目にした誰もが、そう口にした。黒木知宏投手コーチも「今年一番の出来に感じた」とあの日の状態を振り返る。しかし、だった。結果は全くの逆に出た。打者一巡の9連打を浴びるなど2回3分の0を投げて被安打12、11失点。6月4日、東京ドームでのジャイアンツ戦で小島和哉投手は打ちひしがれた。

 「ブルペンで調子がよくてスピードも出ていた。周りもそう言ってくれていた。それだけに本当に悔しい。ローテーションを変更してまで1週間の最初の火曜日に投げさせてもらった。首脳陣の皆 ・・・

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