習志野 投打に地力発揮 高校野球千葉大会回顧

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 第93回全国高校野球選手権千葉大会はAシード習志野が前評判通りの実力を発揮して10年ぶりの優勝、8度目の甲子園出場を決めて27日に幕を閉じた。8強にシード7校が残る中、唯一ノーシードながら決勝まで登り詰めた東京学館浦安も大きな印象を残した今大会を振り返る。

 習志野は投打とも地力をいかんなく発揮した。37犠打22盗塁を打率3割6分2厘の打率で生かす攻撃で、防御率も1・24と安定していた。コールド勝ちが3試合あった一方、5回戦と準々決勝は苦戦。特に準々決勝の千葉経大付戦は九回に追い付かれ、延長で振り切った。この試合後、勝って泣いたナインは一勝の重みを味わい、準決勝、決勝で大勝した。

 突出して目立つ選手がいるわけではないが、準々決勝以降すべて先発を任された在原一稀の好投は見逃せない。21回2/3で四死球はわずかに1。それも死球だった。130キロにわずかに届く程度の直球を、100キロに満たないカーブで速く見せて打者を翻弄(ほんろう)し、味方打線にリズムを与えた。