やなせたかし賞にNPO 心の不調、絵本で応援

第2回「やなせたかし文化賞」大賞を受賞したNPO法人ぷるすあるはのプロフィルイラスト

 「アンパンマン」の作者で2013年に亡くなった漫画家やなせたかしさんの遺志を継いで創設され、子ども向けの優れた漫画や絵本などを対象とした「やなせたかし文化賞」の第2回受賞者が6日、発表された。大賞には、心の不調などに苦しむ親と子どもたちを応援する絵本をつくっているNPO法人ぷるすあるは(さいたま市)が輝いた。賞金は100万円。

 精神科の医師や看護師が立ち上げた「ぷるすあるは」は絵本「ボクのせいかも…―お母さんがうつ病になったの―」などをつくり、ウェブでも親子を支援する情報を発信。「子どもの味方であろうとする姿勢と温かさが伝わる」(選定委員)と評価された。


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